2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

23日、福山でR財団の留学の壮行会あり。一年ぶりに他の奨学生らと会い久闊を叙する。スピーチを二度披露。二度目の乾杯の挨拶で『虚無よ、この乙女なる泡』(マラルメ)とばかりに杯(ビール)を掲げ、『たゆたれども沈まず』(パリ市の標語)を紹介しつつ、…

悩めるブレストに会う。今日もまたステファヌ・マラルメの「出現」の詩句が脳裏を掠めたが、オスに用はない。心はマラルメ的な蒼空、と同時に私は今すぐにでも会いたい女の名を思い浮かべて苦笑していた。その名はソフィー・マルソー。この二人がS・Mという…

バースデイ現象

こっちの大学へ卒業証明書を取りに来た後、今日は一日中ヴァレリーを読む。今日は恩師マラルメへの貴重な言及である「最後のマラルメ訪問」。僕はいわゆる完成された作品にしか興味が向かない。彼の青年期に書かれた詩の断片や断章を読むのは決して快楽を得…

5:30に起床。あれこれと妄想に耽る。ラジオからゲルギエフ演奏の『春の祭典』(ストラヴィンスキー)が流れ、陰鬱な天気を演出。3・4時間目ぶち抜きの授業があり、会津若松さんのサン・テグジュペリの発表。論題は「星の王子様と白虎隊」。その後、次回以降…

ぼくのママの写真。は、恥ずかしいけど公開。よく似てないって言われる。 ムシュー・ブレスト、君は絶対見とけ。 http://www.socie.jp/45th/

2時間目の授業はカミュのエッセイを読む授業。学生が多い!多すぎる!教官の<脱線>も頻度を増し、全く進まん(;´Д`)3時間目はヴァレリー<若きパルク>内容の晦渋さに生成過程の逸話も手伝って、これも全く進まん! さてと晩飯。坦々麺。

午後、無印でスーツを買う。安い。今は自宅で光君と女三宮っちに薦められた阿部和重の『シンセミア』(上)を読んでいる。なかかな骨太な作品。読み応えあり。シンセミア(上)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2003/10/17メディア: 単行本購…

女三宮っちから恫喝の電話あり。「その本を薦めたのは私が先よ」とのこと。日本政府よろしく直ちに謝罪。では改めて、女三宮っち、いや女帝がいち早くその価値を見出し、光君を焚きつけ、僕に火の粉を飛ばす傑作『シンセミア』(上・下)は必読!ついでに「…

新学期の一週間が終わる。何かと忙しい。しかも風邪気味。ヴァレリーの授業は『若きパルク』、カミュは『夏』を読むことになる。2年生や他学科の学生が多く活気に満ちているが、その分授業は遅々として進まずあれやこれの説明に時間をとられる。(単純過去・…

去年の冬、<シュヴェチンゲン音楽祭>をFM放送(NHK)で聴いていたとき、ベートーヴェン作曲「ピアノ・ソナタ 第14番 作品27第2 月光」が僕の耳をたちまちのうちに捕らえた。シューベルトと同様「死ぬほど退屈」と普段感じていたベートーヴェンのソナタはま…

新入生と先輩らと共に大阪巡り。天王寺で串かつを食す。やっぱりうまい!桜はほとんど見ていないが沸き立つ群集に満開のときを知る。

月2;『追放と王国』他エッセイ(カミュ) 月3;『失われた詩』Poesie perdue(ヴァレリー) 水2;トゥルニエの短編 木2;サルトル・カミュ論争について(F.ジャンソンの論文) 金4;『肉体の悪魔』(ラディゲ) あ〜やっぱ出るしかないか。どれもこれも<守…

起床。今日は時間割などをとりに大学へ。賭けには勝った雨は降っていない。さてとあいつらに餌でもやりに行くか。今頃桜の花でもつまんでるのかしら。

あいつが感染した。気をつけよう。それにしても病院に行ったらお給料が半分吹っ飛ぶなんて哀れすぎる。労災とか・・・ないよな。さてと、うがいして寝よ。 薄氷よ。今日はどうもありがとう。今度うんと踏んでやるからな。 今夜の一曲はミケランジェリ演奏<…

今日はいい天気。桜もぼちぼち咲き始めてきたかな。学部の洟垂れ小僧たちにカミュを紹介すべくレジュメ制作開始。私が洟垂れなのは花粉症のせい。図書館のopacでベストリーダーをクリック。『H&A』が12位にランクされている。貸出し回数4。そのうち2回は私。…

新しい患者の診察を終える。・・・まだ若いのに重症である。お大事に。[カルテ](名前)薄氷の対義語・・・か?同じPCだからバイ男にしよう。いや、どうでもよくなってきた。(性別)オッス・・・先輩に対して無条件に従順の意。(年齢)白菜・・・最近、野…

『デスノート』(6)をざっと再読。ただの気まぐれ。

帰宅。図書館で入院患者のI君に会う。手製の絵葉書を頂く。うまい!美しく撮れてる。 岩井俊二監督の『花とアリス』を観る。某友人から怨嗟の的かのよう扱われているこの監督の作品を手にするのは実に勇気のいることだったが、主演女優の魅力に屈し、この一…

一年に一度嘘をついてもいい日が過ぎ去り、今日から新学期。今日はこっちの大学へ本を返しに行くと何処もかしこも真新しい一張羅を身に纏った学生さんたちで溢れていた。今日は入学式なのだということにすぐに気がついた。会場に向かって無意識のうちに行進…