PC

パパがお猿さんのように黙々とパソコンに向かい始めてから3日が過ぎた。画面を指で叩き続ける純朴な彼にクリック、ダブルクリックを教え、メールにワードにインターネットのイロハを叩き込んだ。メールとネットにはあまり興味を示さず、目下ひたすらワードに血筋をあげる。「パパ!ファイルの保存はハードとはまた別に外部メモリにバックアップをとらなきゃ。」『・・・?』「これ使って。」と買ってきたばかりのフラッシュメモリを渡した瞬間、キャパを越えた。しばらくスタンバイの状態が続き、再び、「お父さんのためのキーボード練習」を始めた。