2年ぶりくらいに学部時代お世話になった教官と話した。緊張して自分で何を言っているのか分からなかった。完全に日本語が崩壊していた。隣でココア(ウサチャン・ピース氏)がニヤニヤ笑って楽しんでた。
5時間目が始まる頃、研究室へ調べものをしに行くが徒労に終わる。今度は後輩がヘラヘラ笑って歓迎してくれた。彼は毎週この時間、この場所でフランス人の授業を受ける。PCを使ったナウい授業。黒板よりも液晶の方が見やすいことを今日実感。テーマは「エアコン」でしたよね・・・フランスって(ホテルなんかでも)あんましクーラーないんだよね。湿度が低いし、日陰に入れば涼しいから(って聞いたけど)。
その後、ココアがお茶を飲みにやってくる。パスタも食べた。

今、ケンウッドの人が来てうちのミニコンポXK-7MDを修理している。購入してから10年。あちこち支障をきたしてきた。今回はMDの調子が悪い。そろそろ買い替え時なんどろうけど、不思議とこのコンポには愛着がある。(でも、最新機種のK-seriesが欲しい、欲しい、是非とも欲しい。「ミニ」と呼ぶにふさわしい大きさと超高音質はあまりに魅力的だ。値段もコイツに比べたらお手頃ですよ、パパ・・・)
かゆい、今夏初めて蚊にかまれた。
あ、終わったの。お支払いの時間ですか・・・はいはい。

早くも夏バテ気味である。暑いのは分かっている。しかし口に出し、態度に出さないと気がすまないほど午前中(寝てたけど)午後とぐったりと過ごす。図書館で手紙を書いたり、原稿書いたり、論文を読んだりしようと思っても全く集中できない。すぐに帰宅し横になる。
怠惰、あまりに怠惰だ・・・(;´Д`)

朝日新聞の最大の売りが毎日毎日、潜在的に、ときに露骨に反日感情を読み手に与えることであるのは今さら強調するまでもないが、「天声人語」が<試験に出る>こともよく知られた宣伝文句の一つである。思えば高校時代、時事に言及しつつ限られた字数で起承転結に収める筆さばきには思わず膝を叩いたことが幾度かあった。
今、この記事を書いておられるはどなたなのでしょうか・・・今日だけでしょうか、まるでブログです。無断転載してもよかろうね。

ことしも「カスタネットの季節」がやってきた。カッカッ、カッカッ。陽気に誘われるように、駅の階段や下りエスカレーターで、よく聞こえてくる。手のひらでなく、女性たちが足元で鳴らす。そう、あのわざと響かせているような靴音だ。

 涼しくて、デザインもかわいい、ミュールという突っかけが音源である。歩くたびに、いったん浮いたかかとが、着地する際にヒール部分を地面に打ちつけて鳴る。歩く姿勢や速さ、体重、ヒールの高さ、細さによって、音は高くも低くもなる。

 いかに履きやすくても、本人もうるさかろう。あまりに傍若無人ではないのか。こんなオヤジの小言を口にしたら、同僚が教えてくれた。彼女たちは「カスタネット娘」とか「カンカン女」と呼ばれているのだ、と。

 名前がつくほど広がったからだろう、あの音を防ぐ商品がよく売れている。かかとの部分に張る両面テープ状の敷物で、足の裏が靴底から離れない。いわば、カスタネットを閉じておく仕掛けだ。

 2年前から売り出した静岡市のメーカーの場合、27歳の女性社員のアイデアだった。ミュールでも走りたいと考案したら、防音効果も大きかった。いま特許出願中だ。今春から別の会社も参入している。靴の騒音は改善されるかもしれない。

 そう思って列車内を見渡すと、大声で話す「ケータイ君」もヘッドホンをつけた「シャカシャカ虫」も減った気がした。ほっとした気分で降りようとしたら、ドアの前で動かない男性がいた。まるで「お地蔵さん」だ。静かでも、乗り降りの邪魔だってば。

私はいまエボックという学術誌の編集をしている。原稿を読んだり、赤を入れたり、執筆者に原稿を返送したり、電話をかけたり、メールを送ったり、そして今日などはその雑誌の総会で編集方法や新役員の選出や会費徴収について話し合ったりと非常に忙しい。やれやれ、自分の時間ができたと思ったら、ぐったりとしてしまい、しんどいから研究書や外国語や辞書は避けエッセイを読んでくつろいでいたらだんだん眠くなって、これではいかん!と思ってシャワーを浴び、髪を乾かしつつ、諸々のメモ(借りたい、あるいは欲しい本、郵便物の送付、公共料金の未納等も含まれる)をとり、ネットで新聞(ときに印刷などしてみたり)や明日の天気、ふときになった著名人、女優(ならまだしも三流アイドル)などを検索にかけていたら、なっ!もうこんな時間!と時計をみて焦り、何故か罪悪感や自己嫌悪を感じてしまいませんか・・・

もっと早く済ませられるところはそれなりの対処をせねばならないと日々痛感(たとえばそれはメールやネットの接続速度・方法への不満)していた私にとって、今朝の「ぷらら」からの電話(クレオール君、なんという偶然でしょう!)はあまりにも魅惑的でした。手馴れた、そして定石通りの宣伝文句にそのまま屈するのが悔しかったから多少躊躇の姿勢をとってみたが、結果的には快諾。(この住居が最近、光ファイバーの回線工事をしたことを誰よりも早く知っていたため、あるいは関西某ネットの個人情報流出事件等が若干、決断を後押ししたのだろうか)
ということで、来週、このPCは光ファイバーの接続を受け入れます。

フランスの指導教官からメールが届き、ポール・ヴァレリー大学への入学許可が正式におりる。
文面は「テスト氏の推薦により・・・」と始まる。テスト氏の名を出さずに5月2日に入学許可を催促しても何の返答もなかったのに出したとたん即答。分かりやすいお方ね。とにかく、ようやく僕の人生は前へ歩み始めた。ヴァレリー先生、「人は未来に向かって後ろ向きに入っていく」のですよね!残りの課題は東京にヴィザを申請し、住居を探すこと。

国民投票の意義とノンの圧勝、それは簡単に言えば、欧州憲法を採択することでフランスにより多くの移民が流入し純フランス国民の職を奪いかねないことへの危惧らしい。
フランス人教師曰く、<Ce n'est pas la fin du monde.>(世界の終わりじゃないけどね。)

18時から新歓コンパ。みんな飲みまくり、しゃべりまくり。
帰宅途中、お祝いにテスト氏から「ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考」(筑摩書房)を頂く。これ、欲しかったんですっ!(僕、本読むの実は大嫌いなんですけど。)マラルメさん「よかったなぁ〜」バタイユ野郎「無駄無駄」

夜空の星辰を眺めながら、もう少しの間だけ、この世界であがき続けようと思った。