フランスの指導教官からメールが届き、ポール・ヴァレリー大学への入学許可が正式におりる。
文面は「テスト氏の推薦により・・・」と始まる。テスト氏の名を出さずに5月2日に入学許可を催促しても何の返答もなかったのに出したとたん即答。分かりやすいお方ね。とにかく、ようやく僕の人生は前へ歩み始めた。ヴァレリー先生、「人は未来に向かって後ろ向きに入っていく」のですよね!残りの課題は東京にヴィザを申請し、住居を探すこと。

国民投票の意義とノンの圧勝、それは簡単に言えば、欧州憲法を採択することでフランスにより多くの移民が流入し純フランス国民の職を奪いかねないことへの危惧らしい。
フランス人教師曰く、<Ce n'est pas la fin du monde.>(世界の終わりじゃないけどね。)

18時から新歓コンパ。みんな飲みまくり、しゃべりまくり。
帰宅途中、お祝いにテスト氏から「ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考」(筑摩書房)を頂く。これ、欲しかったんですっ!(僕、本読むの実は大嫌いなんですけど。)マラルメさん「よかったなぁ〜」バタイユ野郎「無駄無駄」

夜空の星辰を眺めながら、もう少しの間だけ、この世界であがき続けようと思った。